秋の悩みにアロマ(精油)がおすすめの理由
夏の酷暑に耐えた心身が、季節の変わり目における昼と晩の気温差や湿度の変化でさらに疲弊しがちです。
そのため、気分が沈んだり、体調を崩してしまう方も少なくありません。
こうした特に原因がわからず、なんだか体調がすぐれないなどの様々な悩みを「不定愁訴」と言います。
これは、自律神経が体内環境を外界の環境に順応させる調整を行っており、1日の振り幅が大きくなるためとも言われています。
さらに、秋は天候も不安定になり、台風や秋の長雨で低気圧の影響を受け、頭痛を引き起こすこともあります。
そんな時には、アロマオイル(精油)の香りを鼻から吸うことで、芳香成分が大脳にダイレクトに届き、自律神経をコントロールしている視床下部にも作用するため、自律神経の不調に良いと言われています。
秋の様々な不定愁訴の中でも、代表的な悩みに効果があると言われているアロマオイル(精油)をご紹介します。
秋に使いたいアロマオイル(精油)5選
秋の様々な不定愁訴の中でも、代表的な悩みに良いと言われているアロマオイル(精油)をご紹介します。
気分が落ち込みがちな時に〜プチグレン
プチグレンは柑橘の葉から抽出されたアロマオイル(精油)の総称です。
一般的に流通しているプチグレンは、ビターオレンジの葉から抽出したものです。
プチグレンには、芳香成分のエステル類が多く含まれているため、不安や気分の落ち込みを緩和してくれると言われています。
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よく眠れない時に〜真正ラベンダー
ヨーロッパでは古くから万能薬として、活用されてきた歴史があります。
中でも、フランスのプロヴァンス地方の真正ラベンダーは最高級と言われています。
緊張や不安、感情が高ぶって、よく眠れないときに良いと言われています。
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体の巡りを良くする〜ジュニパーベリー
ジュニパーベリーはヒノキ科の針葉樹で、ブルーベリーに似た青い実を付けます。この実からアロマオイル(精油)が抽出されます。
ジュニパーベリーはジンの香り付けにも使われており、最近ではお酒のCMでもよく耳にします。また、ジュニパーベリーに多く含まれる芳香成分のテルペン類は、四肢の冷えなどに良いと言われています。
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季節の変わり目の体調に〜ユーカリラディアータ
ユーカリ・ラディアータは、オーストラリアの先住民アボリジニが古くから万能薬として使用してきました。
芳香成分の1,8-シネオールやオキサイド類を多く含むため、「Open the lung(肺を開く)」と言われ、呼吸のサポートに良いとされています。
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空気の浄化に〜シナモンリーフ
シナモンリーフは、スリランカやインド、マダガスカルなどが原産地で、かつてイギリスの東インド会社が貿易品として取引していたものの一つです。
古代の言い伝えでは、シナモンとミルラを燃やすと中からフェニックス(不死鳥)が現れると言われ、神秘的なものとして扱われていました。
また、シナモンリーフに含まれる芳香成分のフェノール類には殺菌や消毒などの作用があると言われています。
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秋におすすめのアロマオイル(精油)の楽しみ方
芳香浴〜マグカップを使って
マグカップを使って、かんたんに芳香浴を楽しみましょう。
マグカップに40℃〜50℃のお湯を入れ、そこにアロマオイル(精油)を1〜3滴ほど垂らします。香りの強いアロマオイル(精油)は1滴にとどめましょう。
アロマオイル(精油)の芳香成分が蒸気とともに揮発します。その蒸気をゆっくりと鼻から吸い込みます。
アロマスプレー
スプレーにすることで、場所を問わずアロマオイル(精油)の香りを楽しむことができます。
室内では、カーテンやソファー、寝具などのファブリックにスプレーします。外出時には、ハンカチや洋服、マスクにスプレーします。
アロマバス
1日の疲れをいやすバスタイムに、アロマオイル(精油)の香りがバスルームにあふれ、心身がゆっくりほぐれます。
就寝時間の1時間前に入浴することで、入眠しやすい状態にしてくれます。
アロマバスの作り方はコチラ≫
アロマバーム
少し上級者向けの楽しみ方です。
ミツロウを溶かし、キャリアオイル(植物油)とアロマオイル(精油)を加え、さらに冷やして固めます。
アロマバームは、首や肩、腰などの疲れた部分や、乾燥が気になる腕や脚などに塗ることができます。
アロマバームの作り方はコチラ≫
アロマディフューザー
お部屋全体にアロマディフューザーでアロマオイル(精油)を噴霧し、香りを楽しみます。
加湿機能付きのものや、アロマオイル(精油)を直接噴霧するタイプもあります。
アロマオイル(精油)を直接噴霧するタイプはコチラ≫