なぜ眠れないの? 眠れなくなってしまう主な理由
「最近よく眠れない」や「寝ても疲れが取れない」と感じる方は多いのではないでしょうか。
そこで、不眠や睡眠障害の具体的な症状について見ていきましょう。
代表的な症状は以下の通りです。
- 入眠障害
- 寝つきが悪く、30分以上経っても眠れない。
- 中途覚醒
- 途中で目が覚めて、なかなか眠れない。
- 早朝覚醒
- 朝早く目が覚めてしまう。
- 熟眠感欠如
- ぐっすり眠った気がしない。
これらの症状は、単独で現れることもあれば、複数が同時に現れることもあります。
では、これらの症状の主な原因は何でしょうか?
原因は人それぞれですが、生活習慣を見直すことで改善できる場合もあれば、医師の治療が必要な場合もあります。
1.心理的原因
対人関係や仕事上の問題、親しい人の死などで、不安や緊張、悲しみなど強いストレスで不眠になってしまう場合です。
2.身体的原因
痛みやかゆみを伴う疾患、喘息発作や夜間頻尿、花粉症など、また無呼吸症候群やむずむず脚症候群など睡眠に伴って現れる症状で不眠になる場合があります。
3.精神医学的原因
精神や神経系の病気、特に不安や抑うつは不眠を伴います。眠れないと思っていたらうつ病だったということもあります。
4.薬理学的原因
服用している薬やアルコール、カフェイン、ニコチンなどが原因で不眠になる場合もあります。
5.生理学的原因
生活習慣や睡眠環境が原因で、睡眠のリズムが狂い、眠ろうとする機能が低下してしまい、眠るタイミングが妨げられます。
海外旅行などによる時差ボケや夜勤などによる生活のリズムの昼夜逆転などや、部屋の明るさや静さ、室温などが影響します。
アロマオイル(精油)と睡眠の関係性
アロマオイル(精油)の香りを鼻から嗅ぐことによって、脳波や心拍数の変動の測定から興奮あるいは鎮静作用があることは実験で認められています。
このことは、アロマオイル(精油)の香りによって、自律神経が影響を受けていると言えるでしょう。
体内ホルモンの一つで睡眠ホルモンと言われる「メラトニン」は、朝起きて、太陽の光が目に入ってから14〜16時間後に脳深部の松果体という部分から分泌され、心身をリラックスモードにすることで、自然な眠りを促す働きをしています。
朝は太陽の光を見ながら、元気になるアロマオイル(精油)の香りを嗅いで、交感神経を優位にし、夕方から夜には、リラックしやすいアロマオイル(精油)の香りを嗅ぎながら、ゆったりと過ごすことで、アロマオイル(精油)が交感神経から副交感神経を優位にさせるスイッチとなることが大いに期待できます。
不眠の状態別 おすすめアロマオイル(精油)ブレンド
次に、不眠状態別のおすすめアロマオイル(精油)ブレンドのご紹介をします。
ご自身にあったアロマオイル(精油)ブレンドを探してみてください。
睡眠のリズムがくるって眠れない
夜勤や夜更かし、時差ボケ等で昼夜が逆になってしまい、眠りたいときに眠れない状態が続くと、心身ともに疲弊してしまいます。
そんな時に、睡眠リズムの調整のサポートしてくれるアロマオイル(精油)をご紹介します。
グレープフルーツ&レモン
すっきりとした香りのグレープフルーツとレモンは、時差ボケで生活のリズムがくるって眠れない体にメリハリをつけてくれます。
さわやかな中にも苦味のあるグレープフルーツの香りはコチラ≫
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レモングラス&パイン
グレープフルーツ&レモンと同様に、時差ボケで睡眠のリズムがくるっている身体にメリハリとつけてくれるレモングラスと疲れた身体をいやしてくれます。
レモン調の香りにグリーンさを感じるレモングラスはコチラ≫
グリーンな爽快感と酸味のある香りのパインはコチラ≫
悩み事やストレスで眠れない
心配事や悩み事、仕事や勉強のプレッシャーでなかなか寝つけないことがあります。そんな心を包んでほぐしてくれるアロマオイル(精油)の香りをかいでみましょう。
ネロリ&フランキンセンス
ネロリは不安で過敏な状態や感情的に追い込まれた状態を落ち着かせてくれ、フランキンセンスは、自分自身の心に向き合わせてくれ、メンタル面のケアに役立ちます。
優しく芳醇な香りのネロリはコチラ≫
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タイムリナロール&オレンジスイート
タイムリナロールとオレンジスイートは自信がなく億劫になっているときや落ち込んでいるときに、心の支えになってくれる香りです。
柔らかい甘さの中にフローラルさとハーバルさを感じる香りのタイムリナロールはコチラ≫
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頭が冴えて眠れない
脳が昼間のように活動状態で、体は疲れているのに眠れないことがあります。そんなときに、ショートしそうな頭を冷やし、落ち着かせてくれるアロマオイル(精油)を試してみましょう。
イランイラン&ベルガモット
イランイランが精神的な疲れから脱力を促し、ベルガモットが緊張感を和らげてくれます。
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ゼラニウム&オレンジスイート
ゼラニウムが脳の疲れを癒し、オレンジスイートがニュートラルな状態に戻してくれます。
ローズ調でグリーンな香りの中にほのかな温かみの香りのゼラニウムはコチラ≫
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体が冷えて眠れない
就寝30分前までの入浴で、一度体温を上げ、そして徐々に下げることで、眠気が出てきます。シャワー浴が多い方や冷え性で体のめぐりが悪い方は、体が温まっていないため、眠気が出にくくなっているのではないでしょうか。そのような場合には、体のめぐりを良くしてくれるアロマオイル(精油)を使ってみましょう。
ローズマリ―シネオール&ブラックペッパー
ローズマリーシネオールの芳香成分である1.8シネオールが呼吸を整えて体のめぐりをよくし、ブラックペッパーが体温調節の難しい人や深部体温が低い人のサポートをしてくれます。
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ブラックスプルウス&マジョラム
ブラックスプルウスとマジョラムは体のめぐりを良くしてくれます。
また、マジョラムはリラックスを促してくれる香りです。
思わず深呼吸したくなる森林のような香りを持つブラックスプルウスはコチラ≫
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アロマオイル(精油)ブレンドを使った安眠グッズ
ご自分に合った安眠におすすめのアロマブレンドは見つかりましたか?
次は、アロマブレンドを使った安眠グッズのご紹介です。
アロマディフューザー
寝室に安眠によいアロマオイル(精油)をアロマディフューザーで香りを噴霧します。
ゆっくり深く呼吸をすることで、心身が落ち着き入眠へと導いてくれるでしょう。
アロマバスソルト
粗塩にアロマオイル(精油)を混ぜて、アロマバスソルトを作ります。
就寝30分前に入浴を終えることで、体温の調節をして入眠しやすくします。
入浴後は一旦体温が上り、徐々に下がっていくことで、身体は眠る準備に入っていきます。
アロマアイピロー
目が疲れている方におすすめのアロマアイピロー。ティッシュに安眠に良いアロマオイル(精油)を1〜2滴垂らして、アイピローの中に入れます。(アイピローの形態によって変えてください)直接肌に触れないよう注意しましょう。
アロマトリートメントオイル
キャリアオイル(植物油)10mLに、アロマオイル(精油)2滴を混ぜて、お腹やデコルテ、ネックをトリートメントします。
お腹は心の影響を受けやすい内臓です。また、デコルテをトリートメントすると胸が開き、呼吸が深くなります。
優しくゆっくりトリートメントしましょう。