ジャスミンとは / Jasminum grandiflorum
ジャスミンはつる性の低木で、樹高は10mに成長し、芳醇な香りを漂わせる花は小さな星型をしています。熱に弱い花はまだ暗い朝のうちに手摘みされ抽出されます。余談ですが、茉莉花と呼ばれ、ジャスミンティーとして利用されているのはジャスミン・サンバックという種類です。
- ※使用上の注意※
- 妊娠中はご使用をお控えください。
香りが強いので過度に使用せず、適量を守ってください。
as just a piece of knowledge〜愛の象徴・ジャスミン
ジャスミンは古代より、愛の象徴とされてきました。ギリシャ神話では、美の女神アフロディーテの子供である恋愛の神・キューピッドが放つ矢の先には、ジャスミンが塗られていて、その矢が当たった者は、恋に落ちると言われていました。また、ペルシャでは、宴でバラとジャスミンを香らせていました。ジャスミンの香りは、人の本能を刺激し、「歓喜」や「官能的」な気持ちを高めてくれると言われています。
ジャスミン精油の特徴
【不安を和らげ、愛情を呼び覚ます香り】
心が傷ついていたり、不安がある状態では、素直に感情を表現できません。ジャスミンは恐れや不安、悩みを和らげ、感情のバランスを整え、心を温めてくれます。
【女性特有のゆらぎに】
古くからジャスミンはさまざまな女性のゆらぎを落ち着け、助けるとして役立てられてきました。月経前・月経時、更年期の不快感を和らげたり、分娩時や産後のマタニティーブルーのケアに良いと言われています。
こんなお悩み&シーンにおすすめ
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スパのような
アロマトリートメントに
キャリアオイル大さじ1杯に精油3滴を加え、全身をやさしく労わりながらセルフトリートメント。 香りに癒されるうえに肌がすべすべになったり良いこと尽くし!
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香りを嗅ぐ(リラックス)
イライラしたり、肩に力が入っているなと感じたら、まずは香りを嗅いで深呼吸。ティッシュやコットンに垂らして、ハンカチに挟んでおくのもオススメです。
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スキンケアに
小さじ1杯のキャリアオイルやお手持ちの美容オイルに1滴足し、小さな円を描くように馴染ませます。自然のチカラで肌本来の健やかさを取り戻しましょう。
ジャスミンを使ったアロマレシピ
RECIPE
あなただけの香り・練り香水
心をそっとサポートする練り香水。仕事中で煮詰まったときや気持ちが落ち着かないときに、手首に塗布して香りを嗅ぎます。
詳しいレシピはこちらから
セラピストのおすすめブレンド
ジャスミン
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フランキンセンス
ジャスミンの華やかな香りが、クリアで深く落ち着いた香りのフランキンセンスの香りにアクセントを与えます。ジャスミン1:フランキンセンス9の割合でブレンドしましょう。
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精油のノートとブレンディング
精油は1種類でも良い香りがしますが、数種類を組み合わせることでより豊かで奥深い香りになります。
精油のノートとは
ノートとは、精油の揮発する早さ、香りが鼻へと伝わる早さのことです。
揮発が早い順に「トップ」「ミドル」「ベース」に分けることができ、ブレンドはノートを意識することで時間の経過によって変化していく香りを楽しむことができます。
代表的な精油
- トップ
- レモン / グレープフルーツ / オレンジ
- ミドル
- ラベンダー / クラリセージ / ゼラニウム
- ベース
- パチュリ / サンダルウッド / フランキンセンス
ブレンドのコツとは?
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NO.1
揮発しやすいトップノートの精油は多めに、香りが長く続くベースノートの精油は少なめにブレンドします。
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NO.2
強い香りの精油はトップ、ミドルにかかわらず少なめにすると、全体のバランスがよくなります。
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NO.3
ブレンドは「スイカに塩」です。意外な組み合わせが、絶妙な香りのバランス、多彩な香りになります。
いつもはあまり使わない精油や苦手な精油をうまくブレンドして、黄金比率の配分を見つけて、香りを楽しむのはいかがでしょうか?