ペパーミントとは / Mentha x Piperita
ペパーミントはスペアミントとウォーターミントの交配種と言われる多年草で、草丈は30cmから100cmです。葉の辺縁には鋸歯があり、長い卵型で、白や紫色の花が咲きます。多くの栽培種のあるミントの中でも、ペパーミントは商業と医療面で最も重要視されています。
- ※使用上の注意※
- 妊娠中、乳幼児、心房細動患者は避ける。
as just a piece of knowledge〜
古くから栽培され世界中で広く親しまれています。北アメリカで大々的に栽培されているイメージですが、フランスの寒い地方のものがメントンの含有量がやや多く上質とされています。 気持ちを落ち着かせて、集中力を出させると同時に副交感神経を刺激してリラックスもさせるという色々な側面を持った精油です。また、実験上ペパーミント精油0.04%でO-157大腸菌を死滅させたという論文もでています。
ペパーミント精油の特徴
【気分転換に】
爽快かつシャープで鼻に抜ける香りのペパーミントは、気分転換にもってこいです。単純作業などで疲れた心身を元気にさせてくれます。容量が多すぎると逆に気分が悪くなるので、少量を一瞬嗅ぐことがおすすめです。
【消化器系に】
食べ過ぎや車酔いで気分がすぐれないときに、ペパーミントの香りを嗅ぐと落ち着いてきます。濃度によっては悪化させる場合もあるので、低濃度で香りを試しましょう。
こんなお悩み&シーンにおすすめ
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いつものマスクに
スプレーボトルに無水エタノールを大さじ1杯、精油を9滴混ぜ、精製水を大さじ2杯加えます。シュッとひと吹きで、いつものマスクライフがスッキリ快適に。
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ファブリックスプレーに
スプレーボトルに無水エタノール大さじ1杯と精油1滴を入れて混ぜ、水大さじ3杯を加えます。枕や寝具にひと吹きし、香りに包まれてぐっすり眠りましょう。
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ディフューザーで空間に
ディフューザーに数滴垂らし、お部屋に香りを漂わせて。単品だけでなく、いくつかの香りを組み合わせることで、あなたの空間オリジナルの香りが出来上がります。
ペパーミントを使ったアロマレシピ
RECIPE
基本のアロマうがい液のレシピ
口の中を清潔にすることは、むし歯や口臭を予防するだけなく全身の健康維持にもつながります。精油を使ったアロマうがい液の基本レシピをご紹介します。
詳しいレシピはこちらから
セラピストのおすすめブレンド
ペパーミント
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サンダルウッド
ペパーミントの爽快でシャープな香りは、時間が経つとともに甘さが増してきます。木のまろやかな深い香りのサンダルウッドとブレンドすることで、ペパーミントの甘さに深みが出ます。ペパーミントの量は控えめにすることがポイントです。
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精油のノートとブレンディング
精油は1種類でも良い香りがしますが、数種類を組み合わせることでより豊かで奥深い香りになります。
精油のノートとは
ノートとは、精油の揮発する早さ、香りが鼻へと伝わる早さのことです。
揮発が早い順に「トップ」「ミドル」「ベース」に分けることができ、ブレンドはノートを意識することで時間の経過によって変化していく香りを楽しむことができます。
代表的な精油
- トップ
- レモン / グレープフルーツ / オレンジ
- ミドル
- ラベンダー / クラリセージ / ゼラニウム
- ベース
- パチュリ / サンダルウッド / フランキンセンス
ブレンドのコツとは?
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NO.1
揮発しやすいトップノートの精油は多めに、香りが長く続くベースノートの精油は少なめにブレンドします。
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NO.2
強い香りの精油はトップ、ミドルにかかわらず少なめにすると、全体のバランスがよくなります。
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NO.3
ブレンドは「スイカに塩」です。意外な組み合わせが、絶妙な香りのバランス、多彩な香りになります。
いつもはあまり使わない精油や苦手な精油をうまくブレンドして、黄金比率の配分を見つけて、香りを楽しむのはいかがでしょうか?