タラゴンとは / Artemisia dracunculus
タラゴンはキク科ヨモギ属の多年生植物で、高さ90センチほどまで生長します。細長い葉を茂らせ、花はめったに咲きません。原産地は中東ですが、ロシアでも生産され、のちにフランス産の変種からこの精油が採取されるようになりました。フランスではエストラゴンと呼ばれています。タラゴンは料理でも広く使用されるハーブで、タラゴンビネガー、タルタルソースにも使用されています。
- ※使用上の注意※
- 妊娠中の方は使用を避ける。
低血圧の人は血圧を下げすぎる恐れがあるので注意。
タラゴン精油の特徴
【心にわだかまりがあるときに】
心にわだかまりがあると、心が停滞しているように感じます。そんなわだかまりを取り除き、少しずつ感情を動かし前向きにさせてくれます。
【体内リズムの調整に】
タラゴンは体内リズムのバランス調整をサポートしてくれる精油の一つです。胃腸の調子や女性特有ゆらぎ、また免疫にかかわる関節の不調、筋肉痛、体のめぐりの促進のサポートをしてくれます。
こんなお悩み&シーンにおすすめ
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アロマバスに
大さじ1杯のバスベースや粗塩に精油10滴を溶かし浴槽に入れましょう。 湯気と共に立ちのぼってくる香りを深く吸い込んだら、日頃の疲れや悩みも溶けていく気がしませんか。
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スパのような
アロマトリートメントに
キャリアオイル大さじ1杯に精油3滴を加え、全身をやさしく労わりながらセルフトリートメント。 香りに癒されるうえに肌がすべすべになったり良いこと尽くし!
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足浴や手浴に
大さじ1杯のバスベースや粗塩に精油5〜6滴を溶かし、大きめの洗面器に入れ、手や足を浸します。服を着たままでもOKなので、時間がないときにも。
タラゴンを使ったアロマレシピ
RECIPE
エアコンで冷えた重くだるい脚のトリートメントオイル
職場のエアコンが効きすぎて、脚が冷えていませんか?そんな時は、セサミオイルにタラゴンの精油をブレンドしてセルフトリートメントを試してみましょう。特に座り仕事が多く、脚の冷えやむくみが気になる方におすすめです。※レシピのマジョラムをタラゴンに替えてお試しください。
詳しいレシピはこちらから
セラピストのおすすめブレンド
タラゴン
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グレープフルーツ
タラゴンのアニスのようなスパイシーさと爽やかなグレープフルーツの香りは、滞ったものを流し出し、再びスムーズに動き出させてくれます。脚のトリートメントにおすすめです。
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精油のノートとブレンディング
精油は1種類でも良い香りがしますが、数種類を組み合わせることでより豊かで奥深い香りになります。
精油のノートとは
ノートとは、精油の揮発する早さ、香りが鼻へと伝わる早さのことです。
揮発が早い順に「トップ」「ミドル」「ベース」に分けることができ、ブレンドはノートを意識することで時間の経過によって変化していく香りを楽しむことができます。
代表的な精油
- トップ
- レモン / グレープフルーツ / オレンジ
- ミドル
- ラベンダー / クラリセージ / ゼラニウム
- ベース
- パチュリ / サンダルウッド / フランキンセンス
ブレンドのコツとは?
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NO.1
揮発しやすいトップノートは多めに、香りが長く続くベースノートは少なめにブレンドします。
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NO.2
強い香りの精油はトップ、ミドルにかかわらず少なめにすると、全体のバランスがよくなります。
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NO.3
ブレンドは「スイカに塩」です。意外な組み合わせが、絶妙な香りのバランス、多彩な香りになります。
いつもはあまり使わない精油や苦手な精油をうまくブレンドして、黄金比率の配分を見つけて、香りを楽しむのはいかがでしょうか?